世界中を旅するように

世界中を旅したい、自由に暮らしたい!そんな夢みがちな私と料理人の夫との毎日をゆるーく綴ります。

難問を越え、旅に出よ

先日も恋人と伊勢に行ってきましたが、出不精だった彼が旅の良さを知り始めてくれたおかげで、いよいよ二人で海外に行こうという機運が高まってきました。

しかし、恋人は料理人の為、あまり長期にお店を休めない模様。だいたいどのぐらい休めるのか聞くと「うーん、長くて三日だネ」。

み、三日?

私「え、四日はダメ?」

彼「四日は無理

 

・・・(-_-)

 

ま、そっか。それなら仕方がない。近場だな。

私「じゃあ韓国やベトナム、アジアでいい?」

彼「いや、アジアは嫌

私「じゃあグアムやサイパンとか?」

彼「いやー海はダメなんだよね

 

どこ行けっちゅーねん!!

 

頑固でワガママな彼から「二泊三日のアジア以外の海外旅行」という難問をつきつけられましたが、昨日、こんな本に出会ってしまいました。

3日もあれば海外旅行 (光文社新書)

3日もあれば海外旅行 (光文社新書)

 本の帯には

 時間やお金がなくてもあきらめない

と力強く書かれてありました。そして「続々重版」とも。

 

これが売れてるってことは、休みが取りづらかったり、そんな金ねーよってあきらめる人、日本人には多いんだろうなあ。

 

旅好きの私もここ数年は仕事や趣味に忙しくて「時間と金」を言い訳に旅に出ないでいました。でも、自分の中が濁っていく感じがあったんだよなあ。今思えばね。そしてその、日常生活で溜まっていく澱みたいなものをどうしようもできずに、その場しのぎの買い物や道楽に、時間とお金を費やしていた気がする。

あまり旅をしてこなかった恋人は「旅は物として残らないじゃない?時間もお金も余裕がない自分としては、残らないものに費やすことが、もったいない気がしてた」と言ってた。それもなんとなくわからないでもない。

でもね、やっぱり人は旅に出たほうがいい。今は心からそう思う。旅は確かに形に残るものではないけれど、その時目にしたもの、耳にしたもの、食べたもの、出会ったもの・・・心と体で感じたものすべてが血となり肉となり、人生に深みを与えてくれる。それはお金や時間を言い訳にするのは勿体なさすぎるほどの貴重な経験。物はそんなにいらないから、いろんなものを見てみたい。生活に余裕があるわけじゃないけれど、そういう人生を、私は選びたい。

 

まだ上記の本を読み始めたばかりだけど、読んでるだけでウキウキする。

心はもう、旅支度を始めている。